インタビュー
今回はファンマーケティング事業を行なっている株式会社NAVICUSの代表の武内さんにお話を伺いました。リモートワークの取り組みを中心に、社内での働き方や事業について独占取材した興味深い内容をご紹介いたします。Q. まずはNAVICUSさんがどんな会社なのか、手掛けられている事業などについて教えてください!武内さん:我々NAVICUSは色々な企業様、商品サービスのファンを作るお仕事をさせていただいています。ファンマーケティングと呼ばれる仕事で、主にSNSの運用やキャンペーンの実施を通してファン作りの支援を行っています。特徴的なところとしては大きく3点あります。武内さん:1つは戦略設計にかなり長けているというところです。例えば、ファンマーケティングはファンのために喜んでくれる企画を作るというのはもちろんなんですけど、一つのキャンペーンをやったから商品や会社のファンが増えるというわけではないんです。日頃どういう情報に触れるか、どういうきっかけがあるとファンになってくれるかを、かなり長い目で見た戦略を作ることが重要です。戦略にのっとってやっていくことが要になるんですが、大事な戦略を作るのを我々は得意としています。武内さん:2点目としては我々はまだ若い会社ですが、クラインアントが比較的大手の企業が多いという点です。例えば、皆さんご存知の大手のコンビニエンスストアさんだったりテレビ局、本当に規模の大きい仕事をやらせてもらっています。我々が営業してお仕事をいただくのではなく、大手企業からご相談いただいてお仕事をいただいているケースが最近は増えています。武内さん:3点目は所属しているメンバーの多くが、事業会社で実績をあげているSNSマーケターという点です。代理店出身の方が独立して会社をやるケースは結構多いんですが、弊社では自社で事業をやっている会社の中で実績を上げているメンバーをこちらからどんどんコンタクトを取ったりして入ってもらっているというのが特徴としてあります。Q. 事業会社出身の良さというのはどのような点にあるのでしょうか。武内さん:ファンマーケティングは成果指標が見にくい部分があるのですが、事業会社でやってきた人間の方が手応えがわかっているので、社内に対しての展開を含めてご支援できるのが強みとしてあります。何よりも、自分自身が商品やサービスに対して向き合って愛着をもってやっていた体験があるので、クライアントの商品サービスに対しても同じように大事する目線で向き合うことができるのが大きいかなと思います。代表的な実績としては、大手お菓子メーカーのTwitterのご支援をさせていただいた際に、新アカウントの開設で6か月でフォロワー6万人突破、1年半でフォロワー12万人を達成することができました。また、キャンペーン企画の事例では、大手全国チェーン量販店のTwitterキャンペーンを企画した際に、企画実施前月の500倍以上のリプライ獲得し、大手テレビ局の番組プロモーションTwitterキャンペーンでは5日間プロモーションを連続実施し、連日トレンド入りしたということがありました。Q. 株式会社NAVICUSさんのリモートワークの実施状況について教えてください。武内さん:我々の会社は元々コロナ禍以前から、リモートワークと出社を併用している会社でした。コロナ禍以前からフルリモートの選択も可能で、都内にいて出社が可能なメンバーでも希望すればフルリモートができるようなやり方をしていました。大体組織に30名弱いるんですけど、そのうち毎日出社しているメンバーは1名のみです。管理部門の人間で書類の紙仕事があるので対応するために出社していますが、それ以外の人間はフルリモートないし週1回程度の出社で今動いています。関東圏に住んでいるメンバーばかりというわけでもなく、東北にいるメンバーもいれば九州にも複数名正社員のスタッフがいて日本中に散らばっているという感じです。Q. 基本的にはリモートワークでお仕事をされているということですが、オフィスはどのように活用されているのでしょうか。武内さん:今秋葉原にオフィス自体はあるんですけど、社員約30名に対して座席は8席しかありません。元々人数が少なかったのでそれでやれていたというのもあるんですが、人数が増えても変えていないという状況です。事務処理は一定数発生しますしキャンペーン代行のお仕事もあるので、拠点自体は必要だなと思っています。Q. 今後オフィスを拡大していく予定はあるのですか。今後大きくしていくことも選択肢としてはあるんですけど、黎明期の感覚を失わなずベンチャーらしくやっていくには手狭な拠点があるのもいいのかなと思います。あえて長らくずっと小さな拠点を持っていることで、初心を忘れないっていう意味は一つ作れると思います。遠隔地にサテライトオフィスを出す検討はしていて、現地採用や現地のビジネス拡大、あとは保養所的な形でも使えるかなと考えています。我々はどこで働くのも自由というスタイルなので、そこの拠点に行って少しお仕事しますみたいなのもいいのかなと思います。それが海沿いの綺麗な場所なのか綺麗な温泉街なのかはわからないですけど、そう行ったところに拠点を作れば福利厚生の観点からもいいかなと思います。Q. リモートワークでお仕事を進める中で、コミュニケーションはどのように取られているのでしょうか。武内さん:コミュニケーションのベースとしては、スラックを使っています。実務上のやりとりもそうですし、ちょっとした雑談もできるようなチャンネルも作っていて、狙ってどんどん話題を増やしています。例えば、お昼は何を食べたとかペットが可愛いみたいな話でもいいし、気軽な話題をどれだけ増やしていけるかが重要だなと思っています。リモートでの部活動も行っていて、仕事とは関係のないコミュニケーションの場も作っています。Q. 仕事終わりにも積極的にコミュニケーションを図っているそうですね。武内さん:Zoomを使ってご当地会というものもやっています。元々Zoom飲みを毎週金曜日にやっていたんですけど、ただそんなに盛り上がらなかったんです。誰が参加して何時間話すのかもわからないし、いつ出席するかきっかけもイマイチないという状態でした。その点、ご当地会は誰かの出身地をテーマに決めて、飲み会を行います。例えば、ご当地会「福岡編」があったのですが、福岡出身のメンバーが福岡の名産品を5つぐらいリストアップします。みんなに事前にどれを食べたいか選んでもらって、選んだものを会社側で買い上げてそれぞれの家に送っておくんですね。当日はZoomをつないで話しながら食べる。テーマ軸があって、企画が既に成り立っているので参加率も良いんです。Q. コロナが感染拡大する中でも社員が楽しめるよう、独自に取り組まれていることもあるそうですね。武内さん:コロナ禍以降行っているコミュニケーションの施策の一つに、不要不急手当があります。コロナになってどうしても元々の生活に比べてエンタメが減ってしまっていたり家にいないといけないという状態があると思うので、閉塞感が出てしまったりだとかコミュニケーションのネタが減ってしまったりというところがあります。そこで、amazonギフト券を社員に配っています。約束としては2点あって不要不急なこと生活必需品とかではなく、おもちゃなど余暇で買うものを手にしてください。あとはそれを社内のコミュニケーションでぜひシェアしてください。そういう風にすると社内で「自分はこんな風に使いました」「面白いね」という会話が結構繰り広げられるので、そこを狙いとしてやっています。Q. すごく面白そうな取り組みですね。武内さん:何回かやってはいるんですけど、初回は去年の4月と早い段階に実施しています。まだコロナ禍に入ってこれから働き方がどうなっていくんだろうと世の中的にも不安が多い頃から制度を取り入れていて、この会社は状況に応じて前向きな取り組みしてくれるということがメッセージとして社員に伝わったのが何よりよかったなと感じます。Q. ワーケーション制度も導入されているんですよね。武内さん:ワーケーションの制度自体は、コロナ禍以降に作りました。我々の大半が基本的には在宅勤務をしていて、自宅で毎日画面に向かってお仕事をしていると閉塞感も出てしまいます。重視しているところとして社員のコミュニケーションを増やしていくことが、いい仕事の循環につながると思っているんです。気軽に会話してねっていうときに、ただ在宅ワークをしているだけだとなかなか話のネタ自体が湧いてこなかったりします。そういった部分でリフレッシュにもなるし会話のテーマにもなるというところで、ワーケーションを推進しています。今毎月3万円まで交通費や宿泊費に使えるお金を、会社から出しています。お金を使う上でのお約束や細かいルールは色々あるんですけど、お願いとしてやっているのが行った場所の話を写真を交えて社内のチャットの中でも共有してねという風にしています。写真や情報が流れてくることで、単純に見ていて楽しいっていうのありますし、会話のテーマになってコミュニケーションが活性化するのもいいところかなと思います。Q. 毎月3万円の支給は結構な金額ですね。武内さん:よく毎月3万円ってすごい金額を出してませんかとか、他の会社はできていないのになんでできるんですかって話をいただくことはあるんです。それこそオフィスの拠点を大きくしていないっていうところで、固定費が増えていないっていうのが一つ大きいかなと思っています。固定費が浮いた分、リモートワークにあった福利厚生に還元してもいよねという考え方でご用意しているという形です。Q. お話を聞いていて本当に労働環境整備に注力されているなと感じたのですが、なぜこれほどまでに積極的に多彩な取り組みをされているのでしょうか。武内さん:僕自身が事業をやっている理由や仕事で何を実現したいか、人生で何をやりたいかでいうと究極一番大きい話としては僕は世界平和を作りたいなと考えています。世界平和といった時に何をイメージするかは本当人それぞれだと思うんですけど、僕の中の一つの答えとしては選択の自由が誰しもにある状態だと思っています。働き方一つとっても働く場所も自由で仕事の中身も一定選べる環境があって、そのうえで望んでここにいるっていう人生がすごい豊かだなと思っています。いろんな人に選択の権利のある状態で、いい仕事ができる環境を今の会社でも作りたいなと考えています。あとはその考えに共感していくれる人を、どれだけ増やせるかも大事だと思っています。必ずしもチャンスがあるからみんな動くかというとそうでもないと思っていて、それは最近心理的安全性みたいな話もありますよね。例えば、ルールとしてはリモートワーク が可能になっているけど、様子をみて出社した方がいいよねというので出社しているケースが結構多いんですよ。権利はある中でも心理的安全性がなくて、縛られてしまっている状態です。ここは極力無くしたいなと思っています。我々もいろんな施策をやっていますけど、同調圧力はそんなに強くないんです。選択の自由を守ってやっています。Q. 採用をしたい人物像などはありますか?武内さん:我々は自分たちの仕事を通じて世の中を良くしたいと思っているので、この先社会に対してどれだけ価値を出せるかというところに視点がある方にぜひ入ってもらいたいなと思います。あとは答えがないような新しい働き方に常にチャレンジしている組織なので、能動的にアクションしていただける方がまさに望む人材かなと思います。・社名 株式会社NAVICUS・従業員数 27名(2021年5月現在)・事業内容 ■コミュニケーション戦略設計 ■SNS運用代行 ■キャンペーン企画運営 ■コミュニケーション施策の効果分析 ■マーケティングセミナー ■その他IT・Webサービスのコンサルティング業務全般・設立年月 2018年7月・会社所在地 東京都千代田区神田練塀町73プロミエ秋葉原801・URL https://www.navicus.info
2021.06.29
インタビュー
今回は、FX関連事業を行なっているOBI HOLDINGSの鮫島さんと永田さんにインタビューをさせていただきました。リモートワークの取り組みを中心に、社内での働き方や事業について独占取材させていただきました。Q. 会社の事業内容について教えて下さい。鮫島さん:FX関連の事業を行っています。金融ブローカーに特化した、システム開発やWEB製作・プロモーション活動、カスタマーサポートセンターの運営をしていて、カスタマーサポートを行うチームもあります。サポートデスクでは、FXに興味があっても、ツールの使い方が解らない、入出金のサポートがあったらうれしい、という方に向けたサービスです。Q.御社はシンガポールにある会社だとお伺いしていますが。鮫島さん:はい、シンガポールにございます。働いているスタッフは全員日本人で、事業自体も日本人に向けたものです。スタッフは、シンガポールに在籍している人だけでなく、日本はもちろん、ヨーロッパやアメリカ、アジア各国在住の日本人もいます。Q.御社のスタッフはフルリモートでお仕事をされているそうですね。鮫島さん:弊社はもともと日本人向けのFXのWebサイトを作ったり、カスタマーサポートをしていました。その時の社員は数名だったのですが、その時からフルリモートで働いていました。例えば弊社ではカスタマーサービスは24時間体制で運営しています。これを日本でやろうとすると、どうしても深夜に働く方が必要になるので少し難しいのです。しかし、世界中で暮らしている日本人の中にはその国のお昼の時間帯が深夜帯に当たるところも多くあります。ですから、その国のお昼の時間帯に働いてもらうことで日本の深夜帯をカバーしてもらっています。お昼の時間帯であれば誰でも働きやすいですからね。それがスタッフをフルリモートで採用しようと思った最初のきっかけです。FX関連の事業を拡大するにあたり、社員を増やす際にそれまでもフルリモートで仕事をしていたので、「フルリモートで仕事をすることができる」と考えました。現在ではウェブサイト開発やデザインなどのクリエイティブなスタッフも全員フルリモートでお仕事をしていただいています。会社の設立当初はスタッフは数人でしたが、現在では60人程に増えています。今は世界的にコロナウイルスの影響が深刻になっていますが、弊社では勤務体制に関して、コロナの影響を大きく受けることはありませんでした。Q.フルリモートでお仕事をされているということは、何時でも仕事をすることが可能と言うことですか?鮫島さん:カスタマーサポートは24時間運営のため、各国で暮らすスタッフが働きやすい時間帯にシフトを組んでいます。ただ、他の部署については皆日本時間で10時から19時のいわゆる「オフィスアワー」で働いてもらっています。Q.なぜオフィスアワーで働いているのですか?鮫島さん:業種柄、事業方針の調整が必要になることが多々発生するのですが、そうなると、やるべき業務にも調整を入れないといけないですよね、上席からの業務指示が、昨日のものから変更しなくてはならないことになります。皆がオンタイムで動いていると、そういう変更によって必要になるハンドリングも、意識共有も、現状何のタスクがどのくらいが進んでいるかを把握することもしやすいのです。ただし、家の事情など時と場合によってはフレックスタイムで働いてもらうこともできます。Q.御社の会社の組織体制について教えて下さい。鮫島さん:弊社では事務系の仕事を担当する管理本部チーム、ウェブサイトなどの開発を行う開発チーム、開発チームの作ったものに色を付けていくフロントエンドチーム、カスタマーサポートやサイト更新などの運営チームの4つに分かれています。Q.仕事のタスク管理などはどのようにされていますか?鮫島さん:開発チームやフロントエンドチームはプロジェクト進行ツールやスプレッドシートを使ってタスク管理をしています。運営チームについてはきちんとしたタスク化はしておらず、働く1人1人が責任者のような感じで働いています。昔からいたスタッフが新しいスタッフが働きやすいように指導している感じですね。Q.スタッフ同士でのコミュニケーションはどのように取られていますか?鮫島さん:管理本部のスタッフはオフィスで顔を合わせることもありますが、他のチームのメンバーはSlackなどのチャットツールでのやり取りが全てです。自分のタスクに集中してやりたいスタッフにとっては仕事がしやすい良い環境であると思います。もちろんミーティングを行うことはありますが、音声のみで行うことも多いですね。Q.チーム内の雰囲気はどのような感じですか?永田さん:フルリモートではありますが1人1人責任ある仕事をされていて、それぞれのチーム一丸となって目標を達成しようとする雰囲気があります。Q.フルリモートの状態でどのように人事評価されているのでしょうか?鮫島さん:仕事自体はプレッシャーを感じることも、業務量も、多いほうだと思いますが、それだけ昇給にもつながる仕組みになっています。また数年の会社ですので、毎年評価方法は変化しているのですが、年末には努力した人には必ず昇給に繋がるような評価をしています。Q.スタッフの方のバッググラウンドをお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。鮫島さん:管理本部では外国人と結婚してシンガポールに移住した人が多いですね。開発チームでは過去プロジェクト単位で業務委託などのお仕事を受けていた方が多いです。その他のチームは、もともと企業で働いていた女性が多いです。結婚や出産、ご病気や家庭な事情で退職されて、リモートのお仕事を探されて辿り着いていただいた人が多いです。キャリアウーマン!って感じの人もたくさんいます。Q.御社で働くメリットについてどのようにお考えでしょうか?永田さん:フルリモートワークなので、通勤時間がかかりません。その分家事や自分時間を作れることは大きなメリットです。また、将来的に海外移住をする予定のある方でも、時差はあるものの、お仕事を変えることなくキャリアをつむことができます。社名:OBI HOLDINGS PTE LTD従業員数:60名事業内容:ブローカーソリューション事業、インキュベーション事業設立年月:2012年1月会社所在地:<Head Office> 83 Clemenceau Avenue, #15-01 UE Square, Singapore 239920URL:https://obih.sg/ja/
2021.06.22
インタビュー
今回は、「日本の開業率を10%に引き上げます!」というミッションを掲げて、起業・経営支援事業を展開し、主に、教育事業とシステム事業の2つを行なっている株式会社ビジネスバンクグループの野田さんにインタビューをさせていただきました。リモートワークの取り組みを中心に、社内での働き方や事業について独占取材させていただきました。株式会社ビジネスバンクグループ 人事採用担当野田 拓志(のだ ひろし)大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために、一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。大学院時代に、元ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。現在は、株式会社ビジネスバンクグループの人事採用担当と「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長を兼任している。2017年4月からは早稲田大学商学部で非常勤講師としても「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」、「起業の技術」の教鞭を執っている。Q. まずは株式会社ビジネスバンクグループさんがどんな会社なのか、手掛けられている事業などについて教えてください!野田さん: 事業内容としましては、教育事業とシステム事業の大きく分けて2つを展開しております。教育事業については、中小企業や起業家向けのビジネススクールの開催、オンライン教材やコンサルティング、研修などを用意しております。もう12年ほどになります。システム事業に関しては、自社でERPや会計管理システムを包括し、中小企業向けにカスタマイズしたものをパッケージ商品の「ALL‐IN」として開発・提供を行っています。野田さん:今回インタビューを受けるにあたって、中小企業や企業家の方へ向けて、リモートワークの導入や体制に関して少しでも弊社の取り組みが参考になればという思いがありました。現在導入を検討している企業様も多いかと思いますので、弊社のリモートワークの取り組みを知ることでお役に立てれば光栄です。Q. 株式会社ビジネスバンクグループではリモートワークを行っているのでしょうか。野田さん:フルリモートワークという体制を採用しています。出社したい方は出社するというスタイルになります。正社員だけでなくパート、インターンなど全員がこの状況になります。Q. リモートワークを認められているのに、出社する人がいる理由は何でしょうか?野田さん:子供や家族がいるからオフィスに出社することでON/OFFの切り替えをしたり、家のリモート環境整っていない(特に長時間座れる椅子がないという問題)からなど、強制的な出社は本当になく、自己都合で出社したい場合にするといった状況です。出社だけでなく、カフェや図書館の利用も可能ですし、個人の考え方と状況に合わせて出社する人もいるという形です。Q. なるほど。個人的な理由による出社ということですね。野田さん:もちろん郵便物を受け取ったり、お客様とのお打ち合わせや会議などで行く必要がある場合もありますが、それも頻繁でなく、まとめて行っています。あとは、対面でビジネスバンクグループ主催のセミナーに参加したいなど、熱量を感じながら対面で行いたいという場合もありますよね。そういった場合、外部の会議室を借りて対応することもあります。エンジニア職の方はほぼリモートワークですが、基本的に個人の状況と希望に合わせた出社という状況です。野田さん:現在このような状況なので、オフィスは、自宅でできないことを行える場所として主に整えています。例えば、撮影スタジオとして、照明等の設備を整えるなど、1年をかけて整備してきました。今は社内だけの利用ですが、今後は外部への貸し出しもしていく予定です。活用事例として、教育事業部では、セミナーの動画づくり、システム事業部では、システム開発のチュートリアル動画作成などで使用しています。Q. 動画撮影以外で仕事したい方はどこを利用されているんですか?野田さん:他には、会議室と実務スペースなどがあり、空いてればいつでも撮影室含めて仕事できるように整えています。使われていないスペースであれば基本自由に使えます。出社しても不自由なく働くことができますね。リモートを進めていく一方で、オフィスもうまく活用し、働きやすい環境として役割を果たしてくれればと考えています。オフィスでも、ベランダで仕事している人もいたり、デスクの仕様を変えて動かしやすくしようという話しも出ています。かなり自由度高く活用する形でオフィスは機能させていきたいと思っています。野田さん:現在の社員と同じく完全リモート体制になります。初期は業務がわからないと思いますので、先輩社員によるバディー制度をとって一緒に業務を進めていきます。また、「discord」と呼ばれるシステムを使って、いつでも仕事関係の話聞ける体制を作っています。疑似オフィスを「discord」内につくっています。例えば、この上司はこのチャットスペースにいる、なんてことがすぐ把握できます。教育会議室のような部屋もオンライン上で作成し、上司が現在ミーティング中などの情報も共有できるので、質問をいつしたら良いかなども把握しやすくなっています。社員のモチベーションに関しては試行錯誤しているところでもあります。一人暮らしの社員などは家から出なくなり、人にもよりますが、ふさぎこんでしまう場合もあると思います。その場合はたまに出社してもらったり、上司が随時対応するなどのフォローも行っています。野田さん:コミュニケーションは「Slack」が基本です。電話をした方が早い案件に関しては、電話も併用しています。「discord」や「zoom」も併用してスピード重視の業務の進め方をしています。疑似バーチャルオフィスのような形でコミュニケーションがとりやすいように工夫しています。野田さん:自律的に動けるメンバーを採用しているので、生産性は以前とは変わらないです。自律的というのは、自ら自分で仕事を取りにいくような人です。任された仕事プラスαで、その周辺分野に関わる仕事を自ら取り組める人材が集まっていると思います。「採用したい人材」の答え(後述)にあるように、時間への強制力がなくても自分を律してしっかりと成果を出すことができていて、常に社員全員が101%で日々の業務の中で力を発揮できるようにという心意気を持っていると感じています。1%でも改善したい!という思いや、生産性を挙げようと工夫する姿勢がリモートワークでも生かされていると思います。生産性に関してのメリットとしては、満員電車での通勤がなくなり、ひとりひとりが働くことに対して前向きになったことがあげられています。ムダな時間が減ったことによって、家族との時間が増え、満足度に繋がっている状況です。野田さん:社員の満足度は高いです。プライベートが充実していますね。プライベートが充実している例としては、小学2年生の子どもがいる社員が元々オフィスへの往復で2時間とられており、「子供になにかあったときどうしよう」という思いを抱えながら仕事をしていたそうです。しかし、現在完全リモートワークのおかげで安心して仕事できているそうです。子供が夏休み中も長い時間一緒にいれたことで、お互いに良い時間を取ることができ、柔軟性があがり、プライベートと仕事の両立がしやすくなったとの声があがっています。逆に一人暮らしで、人との関わりがあった方が良かったり、今まで出社していてそのスタイルが好きな社員に関しては、自由に出社してよいという体制もとっています。野田さん:今後もこの体制は継続予定です。メンバーによっては先月の出社は1日だけだったという人もおります。個人が生産性の高い働き方を追い求める体制は引き続き続けていきます。さらに新たな取り組みとして、生産性を高めるためにサバティカル制度の導入を考えており、体制を整えているところです。サバティカル制度とは、社員に1か月間のスキルアップのための時間を与え、その期間中は業務対応をする義務が発生しない制度のことです。その期間で個人・個人の過去の常識を取り払い、新しい風を自分の中に取り入れてほしいなと思っています。この期間でアプリの開発や旅をするなど、自分自身の常識をとっぱらうような体験をしていただければと思います。また、今後の理想としては、実務稼働日を4日間に減らせるぐらい生産性を上げて、残りの一日を勉強の時間に回してもらえるような体制です。仕組み化の整備や、より生産性を上げていくことで個人のスキルアップの時間も確保していきたいと考えています。Q. 株式会社ビジネスバンクグループでは採用をしたい人物像とかはありますか?野田さん:自由と責任の認識を間違えていないメンバーを迎え入れたいですね。時間だから仕事をするというよりは、任された業務を遂行するという思考を持っていてほしいと思っています。自分を律することができる方じゃないとリモートワークや自由な働き方は向かないのではと思います。働く側はどうしても自由ばかりを主張しますが、そもそも責任を果たした上に自由が許されると考えています。そこを勘違いして、自由ばかりを主張する人とは一緒に働けないと思います。ただ、個人の時間が充実することで、新しい常識や価値観が吹き込むとも考えておりますので、弊社では、そういった体制をこれからも整えていくつもりです。・社名 株式会社ビジネスバンクグループ・従業員数 15名(パート・インターン生を含む)・事業内容 企業コンサルティング・システム開発・設立年月 1997年2月7日・会社所在地 〒107-0061 東京都港区北青山2-12-33-4F・URL https://bbank.jp/
2021.06.21
インタビュー
今回は、最新の3次元ソリューションを活用し、製造業のお客様向けに企画から流用に至るまでの最適な環境を提案している株式会社テクノソリューションズの代表の大眉 博さん、取締役の伊東 晃宏さん、管理部の平塚 なほみさんにインタビューをさせていただきました。リモートワークの取り組みを中心に、社内での働き方や事業について独占取材させていただきました。Q. 株式会社テクノソリューションズさんの事業内容を教えてください!伊東さん:株式会社テクノソリューションズは、最新の3次元ソリューションを活用し、お客様の製品開発/設計の迅速化、品質の向上、コスト削減を支援しております。CAD/CAM/CAE/PDMソフトウェア製品や、3Dプリンタ/3Dスキャナー/加工機といった各種機器など、評価の高い製品群を取り揃えており、製造業のお客様向けに、企画から流用に至るまでの最適な環境を提案可能です。また、製品の販売だけではなくコンサルティング/トレーニング/サポートまでの技術支援サービスを一貫して提供しております。大眉さん:3次元を活用した自社サービスは、例えば大学生コンテストの「鳥人間」で使われるソフト開発や設計にも携わっているので若い方にも非常に興味を持ってもらえるかと思いますね。Q. お話ししている中でとてもフラットな社風を感じられます!大眉さん:それが弊社の特徴ですね!誰もがお互いの意見を言いやすい雰囲気ができており、それが僕は一番大事なことだと思っています。入社したのは良いものの、「会社の環境が自分に合ってないな」となって辞めてしまうのってもったいないですよね。そういった方達が、僕らの会社に入ってくれて「3次元プリンタやってみたい!」と言ってくれたらそれを実現できる環境を整えています。せっかく仕事をするのなら嫌々やらされるより自分がやりたいことをやった方が絶対にいいですからね。しかも3次元ソリューションを活用した私たちの製品は、数年後には世の中に出回っているので、その時代の中で私たちの技術を持っていることって相当な強みなんですよね。この環境が保たれているからこそ、たくさんの優秀な人物が弊社では揃っています。Q. 株式会社テクノソリューションズさんのリモートワークの実施状況について教えてください。伊東さん:基本的に私たちの会社はリモートワークですね。2020年9月にフリーアドレスを導入し、リモートワーク対応の事務所に改装したことで、より一層働きやすいオフィスになりました。同時にVPN、Teams、会社スマートフォン等を配布し、全社員がオフィスでも、自宅でも、外出先でも、同じように効率的に仕事を行えるようになっています。要するに、一人一人が働きやすい環境をどの場所で働くとなっても実現できるように整えております。こういった、IT環境の構築としては大企業並みと言えますし、生産性を上げるためにもさらにリモートでも働きやすい体制にしていこうと考えております。このため、エンジニアのみならず、営業担当者、管理部門スタッフも、オフィス勤務と在宅勤務を最適に組み合わせて仕事の効率を上げています。伊東さん:日本だと「働ける場所」っていう条件で制限されてしまうじゃないですか。そんな中、優秀な人物が埋もれてしまうのって本当にもったいないことだと思います。それだったら「在宅だけどこんなにも色々な面白い仕事ができるんだ」っていう環境を整えてあげたいんですよね。大眉さん:コロナ禍になってから3回ぐらいしか出社していない者もいますよ。その者はソリッドワークスのエキスパートで、トレーニングの専門家なんですよ。現在はコロナの状況だからお客様も「オンライン上で対応してほしい」ということで、自宅からお客様のトレーニングをしているのですが大満足の評価を頂いているようです。だからもう「会社に出社する必要がないです」って言われてしまっています(笑)Q. 社員の皆さんのお住まいも東京の本社から離れているんですか?伊東さん:茨城とか、東京に住んでいない者もいますよ。RPAの開発に携わっているエンジニアはもうほとんどリモートワークですね。リモートワークでも100%の生産性が発揮できる仕事が弊社にはたくさんありますね。2020年9月にフリーアドレス化と同時に在宅勤務制度を導入して以来、殆どの社員が以前に比べて、自分のペースに合わせて、効率的に仕事が出来るようになったとの印象を持っています。実際、2020年10月から2021年3月までの半期決算の実績は、コロナ流行の状況下にも拘わらず、前年度を上回りました。伊東さん:Teams、Zoomなどのツールを全社員が使えるので、リモートワークにおいてもコミュニケーションの不便さは感じらません。コロナウイルス流行以前は、社員旅行、社員会イベント、決算忘年会など、部門や世代を超えて親しく交流できる催しがあり、大好評でした。コロナが収まった後に再開する予定です。Q. 社外でもコミュニケーションのが豊富だったんですね!大眉さん:社員旅行では単に旅行をするだけではなく、今年1年間の目標を社員一人一人が発表する場を作る機会も設けておりました。「今年はこういったビジネスモデルで自分は成功する!」のような抱負を出し合って、その後の夜はみんなで大宴会、というような流れでした(笑)あとは、お客様の別荘を借り切ってそれぞれの部署ごとで合宿をしたりっていうこともコロナ禍前は行っておりました。現在はこういった機会を実施することが難しいけれど、フラットなコミュニケーションはコロナ禍であっても継続中です。やっぱりこういった場や雰囲気によって、社員一人一人が自分の意見を発言しやすいために会話も弾むし、新しいアイデアも生まれやすいと思うんですよね。Q. リモートワークの頻度がかなり高いですが、セキュリティ面はいかがでしょうか。伊東さん:先ず、仕組みとして在宅勤務を前提としたセキュリティ対策を様々とっています。VPN、Teams、セキュリティソフトの利用、暗号化USBの利用などです。また、セキュリティールールを制定し全社員が遵守するようにしています。ローカルPCへのデータ保存制限、フリーWiFiの利用禁止などです。Q. ここまでお話を伺ってきて、とても柔軟にリモートワークへ対応されていると感じました!伊東さん:部門、年次、役職などに拘わらず全社員がオフィス勤務と在宅勤務を組み合わせて仕事をしています。仕事の内容により、殆どの日で在宅勤務を行う社員から、オフィス勤務の比率が多い社員まで様々です。もちろん、新入・中途社員も在宅勤務を行う条件の差はありません。開発業務に纏まった時間集中できることに特に満足しているエンジニアや、子供とのコミュニケーションが取りやすくなったことに満足している子育て世代社員など、その理由は様々ですが、在宅勤務制度は全社員に好意的に受け入れられています。これらを踏まえて、コロナ流行が収まった後も当社はリモートワークを継続する方針です。生産性を更に向上させるための、ソフトウエア、ネットワーク等のツールも一層充実させていく考えです。一方で、社員同士が親しく交流できる、オフサイトでの催しを復活させ、リモートのコミュニケーションと、対面でのコミュニケーションの良いバランスを確保行くつもりです。Q. この会社で働く良さについて教えてください!平塚さん:「上司に直接意見が言える」ですね(笑)伊東が私の直属の上司になりますが、本当に気兼ねなく自分の意見を話すことができます。これは多分、どこの部署の者であっても「上司に声をかけやすい雰囲気がある」と感じていると思います。そして一人一人の上司がそれに向き合って、しっかりと答えを出してくれます。これは社長であっても同様です(笑)それが部下である私たちにとっても非常にこの会社で働きやすいと感じる点ですね。伊東さん:企業の生産性を最大限に引き上げるためには、やっぱりフラットな社風が一番のキーワードだと思うんですよね。例えば、恐怖人事みたいなことをすれば、人は言うことを聞くけど納得はしないですよね。結局それって、生産性に影響してくると思うんですよ。モチベーションが変わってきますからね。こういった「やらされる感」っていうものを少しでも減らしていきたいんですよ。平塚さん:あとは、上の人ほど動きますよね。部下よりもステップが軽いです(笑)上の者が動いているから、それにつられて下の者も動けていますね。大眉さん:毎週月曜日は観葉植物の水やりを私が担当しております(笑)伊東さん:社員一人一人が自分で仕事を取りに行くような組織が、理想的だと思うんですよ。だから自分で仕事をやりたいって思えるような雰囲気を作ることが僕らの役目でもあります。大眉さん:それぞれの主体性が大切ですね。できない理由を並べるのではなくて、どうしたらできるのかを考えられることを求めます。伊東さん:また、弊社の仕事は営業、技術、管理部門のスタッフがチームを組んでお客さまの課題解決に臨むことが多いため、社内のメンバーとの連携が大切です。オフィス勤務においても、リモート勤務においてもコミュニケーションと協調性を持って仕事に取組める人を歓迎します。社名:株式会社テクノソリューションズ設立:2005年2月2日事業内容:1. CAD/CAM/CAE/PDM システム開発・販売2. 製造業向け各種システムおよびソフトウェア販売3. 3Dプリンタ/3Dスキャナー/加工機など、各種機器の販売4.上記に関するメンテナンス・サポート5.その他、システム構築サポート・トレーニング・コンサルティング・カスタマイズなど本社所在地:東京都新宿区西新宿6-6-3 新宿国際ビルディング新館4FコーポレートサイトURL:http://www.t-sol.co.jp/
2021.05.29
インタビュー
今回は、未経験から不動産会社のシステム開発部門でリモートワークエンジニアとして働くあきなさん(https://twitter.com/akinaphp)に、リモートワークの環境でどのような一日を過ごしているのか、仕事への思いやリモートワークのメリットやデメリットについて取材させていただきました。あきなさん:仕事はIT特化の会社というわけではなく、不動産会社のシステム開発部門にエンジニアとして所属していて、フロントからバックエンドまで幅広い業務を行っています。Q. どうして今の会社に転職しようと思ったのですか?あきなさん:もともとエンジニアに未経験からなりたいって思っていて、未経験だと仕事を選ぶ余地はないって思っていました。しかし意外とそんなことはなく、未経験でも可能な求人が複数あったのですが、数はあったものの多くの求人は未経験の私にとってどのような業務を行なっているのか分からないものばかりでした。そんな中、「不動産」は生活に一番近いもので事業としても一番わかりやすかったのでこの会社に転職することを選びました。Q. それではあきなさんが未経験でのエンジニアへの転職に至ったきっかけを聞かせてください。あきなさん:私はもともと歯科衛生士として働いていました。旅行が大好きで、バックパッカーをしている時に旅をしながら仕事をしている人に出会い、好きな時に好きな場所で働くという生き方に憧れを持ちました。Q. もともとはエンジニアの知識は全くない状態からのスタートだったのですか?あきなさん:その通りです。もともとは数学もパソコンも苦手でした。当時は正直プログラマーとして暮らすのは憧れでしたが、それは来世でって思っているくらいでした(笑)しかし、たまたまプログラマーの人とお話しさせていただく機会があり、意外と今世でもなれるよ(笑)と仰っていただいたことがきっかけで挑戦してみようと思いました。Q. 自分の好きな暮らしをするために努力をされていて、すごい行動力だと思いました!Q. 実際に働いてみて感じたリモートワークのメリットはありますか?あきなさん:もちろんです!やはり一番は通勤時間がなくなることにより朝の時間を有効に使えるということだと思います!オフィス出社の場合は朝起きて化粧をして、通勤して…などやることが多いです。しかし、リモートワークによって朝の準備の時間だけで済むので余った時間を自分の時間に充てることができます。Q. ありがとうございます!それに対してリモートワークのデメリットがあれば教えてください。あきなさん:デメリットは人と話す機会が減ってしまうという点だと思います。基本的にリモートワークだと部屋にこもって作業する場合が多いので、運動不足になったりもします。Q. そうなんですね!コミュニケーションにおいて弊害が生じたことがありますか?あきなさん:基本的にはないです!私の場合会社の上司と仲が良くて気軽に質問できる環境です。なので、分からないことがあれば上司が細かく教えてくれるので、Slackなどのツールで細かく聞くことができます。Q. あきなさんのリモートワークで働いている日の一日のスケジュールを教えてください!あきなさん:私は毎朝6時半ごろに起きて、出勤時間の9時半ごろまで朝活や読書などの勉強を行います。そして、18時半ごろまで仕事を行い、残りの時間を読書する時間にあてたり、勉強をしたりしています。あきなさん:私の中で「旅行」は優先順位が高く、旅行のために仕事を頑張れています。私の場合自然が好きなので、海外も含めてそこまで田舎過ぎないけど、自然を近くに感じられるような場所で働きたいと思っています。その一方で私の前職である歯科衛生士などの仕事はそのような暮らしをすることは難しく、自分自身のスキルのカードが無さすぎると思いました。そんな中、場所にとらわれない理想のライフワークをするために、スキルを貯めることもできるエンジニアは素晴らしい仕事だと思います!今は東京に住んでいて、人脈を増やしたいって思っているので、気になった方は私のtwitterにてDMをくれたら嬉しいです!(笑)あきなさん:他にも私はnoteを書いていてプログラミングについてや体験したことなど発信しているのでぜひ見てください!Q. 本日はありがとうございました!あきなさん:こちらこそありがとうございました!
2021.05.10
インタビュー
今回は、執筆活動をしながらリモートワークのインフラエンジニアとして働く小林 恭平さんに、リモートワークの環境でどのような一日を過ごしているのか、仕事への思いやリモートワークのメリットやデメリットについて取材させていただきました。小林さん:私は主にインターネットサービスのサーバーの構築から運用までを行うインフラエンジニアとして働いています。主に仕事ではTerraformやAnsibleといったツールでサーバを構築したり、サービス障害への対応をしたりしています。Q. リモートワークの状況について教えてください!小林さん:現在、出社はほとんどしていません。オフィスには郵便物を取りに行ったり、荷物を取りに行ったりするなどの用事以外は行くことは無くなりました。他にも新しい人がチームに入る時に直接会うために出社することはあります!Q. オフィスには普段どのくらいの人が居るのでしょうか。小林さん:おそらく全体の3割くらいだと思います。Q. それでは小林さんがリモートワークのエンジニアとして働くようになったきっかけを教えてください。小林さん:新型コロナウイルスの感染拡大の影響です。一番最初の緊急事態宣言が出された2020年の4月あたりからリモートワークが許可されるようになりました。それまではリモートワークは行っていなかったので、急な環境変化だったことを覚えています!Q. それでは小林さんが実際にリモートワークをされてみて感じたリモートワークのメリットについて教えてください。小林さん:やはり一番は出社時間が無くなったことだと思います。もともとは7時ごろに起きて朝の準備をして9時までに出社をしなければいけませんでした。しかし、リモートワークになると、その必要だった出社時間が丸々開くので、その時間を自分の時間に費やすことができます。空いた時間は執筆活動や資格勉強に使ったり、他にはゲームをしていることも多いです。最近も新しい本を書いていたので執筆の時間が取りやすくなったのは助かっています。Q. ありがとうございます!それでは感じたリモートワークの課題などを教えてください。小林さん:コミュニケーションを工夫が必要、という点です。お客様を含めて直接会う機会がなくなるので、カメラを常にONにして話すようにしています。やはり表情を見ながら話すことは重要だと思います。カメラをOFFにした状態で話すと、きつく聞こえていないかなど、話す時に常時気を遣ってしまいます。小林さん:他にも雑談をするタイミングが無いというのも課題でした。そのためにSlackで「分報」というチャンネルを開設しました。Q. 分報とは何でしょうか?小林さん:分報とは、いわば「Slack版Twitter」のようなものです(笑)ルールは決まっていないのですが、自分の好きなことをつぶやくことができます。例えば「新しいマウスを買いました」「隙間風が強くて寒いのでおすすめの暖房器具を募集しています」など仕事とは関係ないつぶやきなど、チームメンバーの距離を縮めたりするのに大いに役立っています!Q. それでは小林さんがインフラエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください!小林さん:たまたまです(笑)元々大学では電気電子情報工学科というところで電気回路について学んでいました。そこでたまに情報系のプログラミングをしていた程度でした。就活中はそれを生かした家電メーカーに行きたいと考えていました。しかし当時リーマンショックによってメーカー系に行くことができなくなってしまい、別の業界を探しているときに今のIT業界に辿り着きました。当時面接を受けた会社が私自身に合っていたのか、会話が弾んだ記憶があります!そのままその会社に就職を決め、今もそこで働いています!Q. それではインフラエンジニアという仕事の魅力について教えてください!小林さん:「自分が構築したサーバーが実際に動いて社会で役立っている」のが直で感じられるのが魅力だと思います。私が以前構築したショッピングサイトでは新しく自分で会員登録をして買い物してみたり、など実際に公開されたものを使ってみるのが楽しいです(笑)他にも常に新しい技術を使っているので、飽きが来ません。常に新しいことを覚えるのは大変ですが、その代わり前やっていたことと常に違うことができるという魅力があります。Q. 小林さんが仕事以外で取り組んでいることがあれば教えてください!小林さん:今はアメフトチームに所属しています。アメフトは大学時代に始めたので15,6年ほどやっています(笑)私が所属しているチーム「WINGS」は今年で45周年を迎えた歴史あるチームです。ぜひ興味がある方は「WINGS」のTwitterをフォローしてください!
2021.05.03