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リモートワークでダイバーシティとSDGs!?医療/介護/障がい福祉企業の取り組みとは

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フルリモートワークとは?その働き方やおすすめの職種など徹底解説!

ビオネストグループについて

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今回は、全国180事業所、従業員1800名規模で医療・介護・障がい福祉のトータルヘルスケア事業を行なっているビオネストグループ(グループ本社 株式会社ビオネスト)の田中さん(組織開発室長)、久本さん(総務部、リモートワーク職員)、屋敷さん(システム部、リモートワーク職員)にインタビューをさせていただきました。

医療・介護・障がい福祉というと「現場でのヘルスケアサービスの提供」が中心のため、リモートワークとかけ離れたイメージがありますが、ビオネストグループではコロナ禍前から「リモートワーカーの雇用」を積極推進し、本部スタッフの半分がリモートワークとのことです。先進的な取り組みをされているヘルスケアカンパニーの「リモートワークの取り組み」を中心に、社内での働き方や業務内容について独占取材させていただきました。

ビオネストグループの事業内容

Q. 御社の事業内容について教えて下さい。

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田中さん:弊社は、全国180事業所、従業員1800名規模(2021年現在)で医療・介護・障がい福祉事業を展開している「トータルヘルスケアカンパニー」です。この3つのヘルスケア事業を「エコシステム(ビジネス生態系)」として地域に提供し、お客様と従業員の「なりたい自分に」つながる場を創出することを目指しています。また、松竹芸能社や元タカラジェンヌとのコラボレーションなど、どうしても視野狭窄に陥りがちな「制度ビジネス」の枠越えにチャレンジし、「オープンイノベーション」にも取り組んでいます。

本部スタッフの半数がリモートワーク

田中さん:従業員の「なりたい自分に」つながる場を実現する仕組みとして「リモートワーク体制」を整備しています。現在、本部スタッフの半分以上がリモートワーカーとして活躍しており、子育て中のお母さんや障がいをお持ちの方など様々な方が活躍されています。

何らかの事情でオフィスワークが困難な方、リモートワークが好ましい方の「働き方のニーズ」に応える組織づくりを通じて「…お客様と従業員の幸福を最大化する」という経営理念の実現を目指しています。

ビオネストグループのリモートワークの取り組み

Q. なぜ本部スタッフの多くがリモートワークで働く体制を構築することになったのですか?

田中さん:私がビオネストグループに入社する前の話ですので、グループ代表からの「又聞き」になりますが、次のようなエピソードを教えてもらいました。

のちに幣グループの「リモートワーカー第1号」となる久本を障がい者の合同面接会で採用したのですが、本社が入っているビルの入り口に10段ほどの階段があり、それを上らないとエレベーターに乗れない造りのため「初日に出社できない」という状態になった。ということがあったそうです。

久本さん:私は車椅子で生活しているので、出社初日ではありますが(階段を上って)出社することが叶いませんでした。そこで、通勤するのが難しいのであれば「在宅勤務でリモートワークをしてはどうか」というご提案をグループ代表からいただいたのです。それが今(2021年時点)から7年前の話で、当時は今のようにリモートワークを行っている企業は「まれ」でした。「リモートワーク、かつ、障がい者雇用」ですので、当時からすれば、非常に「先進的な取り組み」だったと思います。

しかし、通勤する必要もなく在宅で仕事をするのであれば体力的にも負担が少ないと判断しそのご提案をありがたくお受けすることにしました。現在に至るまで長く仕事を続けられているのもリモートワークができる体制があるからこそだと思っています。会社に私の体のことを理解してもらえたことに心から感謝しています。

障がいがあっても雇用の機会を得られる働き方

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Q. ビオネストグループのリモートワーカー第1号だからこそ、ありがたかったことはありますか?

久本さん:私は脳神経麻痺の障がいのため普段車椅子で生活をしています。そのためその日の体調や天候などによって出社自体が難しくなることがあるのですが、在宅勤務ですのでそれを気にすることなく業務ができています。そのためストレスが少ない状態で仕事ができています。

また、通勤が無く家にいることができるので、その分体の負担や移動ストレスがないことをも非常に助かっています。仕事以外の時間を自分のプライべートや趣味に使えるのもいいですね。

Q. 逆に苦労した事はありますか?

久本さん:最初は、本部勤務の職員との業務の連携に苦労しました。ビジネスチャットを活用したやりとりだったのですが、自分が提出した仕事が確認してもらえているのか、業務全体がどういった流れで今どういった状態なのか、などコミュニケーションや業務管理に「慣れ」が必要でした。

ただ、その頃から比べると私自身も業務連携に慣れて、社内にコミュニケーションツールであるビジネスチャットにも様々なグループ分けがされ目的別に細分化されるなど、すごく働きやすくなりました。現在は多くのリモートワーカーの同僚が働いていており、世間的にもリモートワークと言う働き方が浸透して来ていますしね。

Q. ビオネストグループでリモートワーカーとして働く魅力を教えて下さい。

久本さん:「障がい」によって通勤が困難な私に在宅勤務を提案してくれた柔軟な対応に心から感謝しています。在宅勤務のため、移動時間が減る分、睡眠時間が増えて体のケアがしやすいのもありがたいです。私は、思いやりがあって働きやすい会社だと思っています。

実は、私は大学卒業後に職業訓練校や障がい者の就労移行支援施設に行くなど、就職に至るまで大変な思いをしました。自分が今しているようにリモートワークという働き方が進んでいけば、様々な障がいをもっている人でも雇用の機会が増えると思います。

リモートワークという働き方はどうしてもパソコンを使えなくてはいけないというイメージがありますが、パソコンがそれほどを使えなくても、本部や色んな人の協力でさまざまな仕事をすることができると思っています。現在、「ビオネストグループの公式オウンドメディア(公式ブログ)の更新担当」をしており、ビオネストグループの情報発信やブランディングに関われるやりがいのある仕事をする機会ももらっています。これからも「自分ができること」を増やしていきたいと思っています。

子育てや家事と仕事が両立できる

Q. ビオネストグループに勤めることになったきっかけを教えて下さい。

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屋敷さん:ビオネストグループ入社前、私はSE(システムエンジニア)として働いていました。前職は、旅館やホテルのシステムを作成していて、出張の多い生活でした。結婚や子供ができたことをきっかけに、上司に今までの働き方は難しいだろうと言われ、キャリアの見直しや働き方の見直しを迫られました。

そこで前職の会社から提案されたのが「サポート業務」だったのです。しかし、その会社のサポート業務はとても大変であることを知っていましたし、自分にとって全くメリットを感じませんでした。そのため、その会社を退職することにしました。

子供が生まれて半年ほどたったころ、そろそろ仕事をしようかな、と考えていたのですが、前のように会社に出勤して仕事をするとなると、家事や子育てとの両立は難しいと感じました。そこで、なるべく家にいながら仕事をすることを条件に職種問わず仕事を探していました。

しかし、そういった仕事は「厳しい納期」があるものが多いのです。小さな子供がいる以上、厳しい納期があると時間的に難しいと思っていました。そんな時にビオネストグループの在宅スタッフの求人を見つけて応募しました。

Q. 現在はどのような業務をされているのですか?

屋敷さん:入社当初は、業務管理業務に従事する予定でしたが、ちょうど新しい仕組みづくりのプロジェクトが多数走っている時期で、そちらのプロジェクトに関わることになりました。具体的にはクラウドソーシング、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、リサーチ、新しいツールのテスト稼働、業務管理アプリの開発など多岐に渡る仕事をしています。

その流れもあり、今でも「これだけ」という決まった業務を行っていません。その代わり、組織内の様々な方から声をかけていただき、在宅勤務状態でありながら様々な経験を積むことが出来ています。最近では、あるソフトを活用した在宅スタッフの業務管理の仕組みづくりにも関わっています。運用方法を検証しながら、マネジメントの効率化にチャレンジしています。

田中さん:屋敷の面接は人事担当と私の2名で行いました。当初は彼女の言う通り業務管理の在宅スタッフとして入社していただいたのですが、クラウドソーシングやRPAなど「デジタル化と効率化」を加速する複数のプロジェクトに関与してもらい、結果的に様々な業務をしてもらうことになりました。

先ほど、屋敷が言っていたクラウドソーシングの仕組みづくりは「販促物の制作コスト削減」に、RPAは定型業務の自動化を加速し「本部スタッフの省力化」を目的にしています。現在、営業職の行動管理用ツールの作成などにも関わっていただいており、そのツールはグループ外の他社様にも導入実績があります。その他社様にも、非常に喜んでいただいております。

Q. リモートワークの魅力はありますか?

屋敷さん:私は、リモートで働いた方が会社で働くよりも集中できるタイプだと思っています。会社にいると業務をしていても電話を取るなど他にやらなければいけないことがたくさんありますから。自分が一番力を発揮できる仕事に集中できる環境が「在宅」という環境なのかなと思っています。

また、私には今2歳の子どもがいて普段は保育園に預けているのですが、小さいと発熱などのトラブルも良く起きます。リモートワークだとそういったトラブルにも柔軟に働くことができて、子育て中の母親にとっては非常に助かっています。

ビオネストグループのリモートワークの社内体制

Q. ビオネストグループの働きやすさの秘訣は何でしょうか?

屋敷さん:一般的にリモートワークを始めるとなると、パソコンなど業務に必要な機器を揃えるのは自分自身ですよね。しかし、ビオネストグループでは「在宅キット」と呼ばれるリモートワーク業務用の機器一式を会社が用意し、自宅に送ってくれます。すぐに業務に着手できる状態になっていることは、とても助かります。

Q. なぜ御社はリモートワークを重視しているのでしょうか?

田中さん:複数の視点から重視していると思っています。一つは、医療・介護・障がい福祉という「非常に社会貢献性の高い事業」を行っている以上、雇用創出の視点でも「何らかの事情で働きたくても働けない方が働ける場」を拡げていく観点が大事だと考えているからです。久本のように身体的な事情で働けない、屋敷のように人生フェーズ(子育て繁忙時期)で働けない、その「働けない壁」を解消する手段として「リモートワーク」は有効だと感じています。

また、経営視点でもオフィスワークよりリモートワークの方がコストを削減できるというメリットもあります。また、何らかの事情でオフィスワークができない優秀な人財を採用する際に、「リモートワーク可能」という環境があるだけで、その優秀な人材の活躍の場を提供することが出来ます。

つまり、リモートワークは「リモートで働く人」にも「リモートで雇用する企業」にとってもWIN-WINな新しいワークスタイルだと思います。ですから、よりリモートで働きやすい環境を作るためにさらに業務管理、デジタル化、リモート組織化を拡大するための仕組みづくりをさらに進めているところです。できるだけ多くのリモートワーカーが快適に働ける環境にしたいと思っています。

余談ですが、弊グループが中核とするヘルスケア事業のサービス提供そのものは「対面&オフライン」という「アナログ」のものです。しかし、現場職から離れるほど「非対面&オンライン」の業務割合が増えて、より効率的にできるように「リモート化」や「デジタル化」を進めています。特に「本部」については、非同期コミュニケーション(電話など同期でしか成立しないコミュニケーションではなく、メールやチャットなど非同期で成立するコミュニケーションのこと)やデジタル化を急速に進めているところです。

ただ、「どの部署のどの仕事であれば」フルリモートできるのか、「どのような人であれば」フルリモートでも成果を出せるのか、など様々な課題は残っていますね。特に「リモートでのマネジメント」と「リモートでの成果創出」が課題かなと思っています。

リモートワークの仕組みについて

Q. 現在御社ではリモートワークに関してどのような仕組みになっているのですか?

屋敷さん:弊社では「ビジネスチャット」と「業務管理アプリ」を中核とした業務管理体制を構築していっています。

そのまま使うと不可避的にいくつかの業務上の問題が生じるため、ビジネスチャットと業務管理アプリを「連携」させて、さらに「一工夫(ひとくふう)」することで、個人の業務を細かく確認できるように改良しています。

そういった、「リモートワーカーにとっても働きやすい」かつ「企業側が安心して雇用できる」そんな体制をどんどん洗練させて行っているところです。

リモートワーカーの具体的な業務内容

Q. 本部のスタッフの約半数がリモートワークをしているとのことですが、具体的にはどのような業務をされているのでしょうか?

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屋敷さん:在宅業務は総務、システム、人事などのいくつかに分かれています。それぞれ、「リモートワークすることによるリスク」を最小化する視点で業務を切り分けて、オフィスワークとリモートワークに割り振っています。

具体的には、総務部門は、リサーチ、資料作成、発注など。システム部門は、システムトラブル対応、機器類のセットアップ対応などでしょうか。すべてビジネスチャットをフル活用して、タスクを進めるフローになっています。また、「事務的な業務をする人」と「専門的な業務をする人」に分かれて作業してもらうことも意識しています。

田中さん:まだ幣グループでも試行錯誤中ですが、リモートワーカーの方に成果を出してもらうためには企業側にいくつかの視点があることがポイントになってくると思います。特にマネジメント層に「業務を切り分ける」「オフィスとリモートに振り分ける」そして「成果が出るように管理する」この3つが必要になってくると思います。

これからは、障がいをお持ちの方や子育て中のお母さんなどオフィスワークが難しくても仕事ができる(仕事がしたい)リモートワークを前提とした環境をつくる企業が増えていくことが大切だと思います。

弊グループは、子育て世代の雇用創出を通じた「少子化対策」と介護事業等を通じた「高齢化対策」の両方の「社会課題」に取り組んでいる稀有な会社だと思っています。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)やSDGsの観点でも先進的な取り組みをしていると言えるかなと思っています。もちろん、幣グループにも課題はありますが、こういった組織づくり・仕組みづくりをする企業が増えていけば、日本の国力が上がると思い、頑張って参りたいと思います。

※幣グループでの「リモートワークの取り組み」に関連する業務の切り分け方、オフィスとリモートの振り分け方などについて「もっと詳しく知りたい」「相談に乗って欲しい」などあれば、コーポレートサイト経由でお気軽にお問い合わせください(組織開発室 田中宛に「テレラボの記事を見た」と記載いただくとスムーズです。→ https://www.bihonest.com/request_qanda/ )

会社概要

社名 ビオネストグループ(グループ本社 株式会社ビオネスト)

事業所数 グループ全体180か所

従業員数 グループ全体1,800人

事業内容 医療・介護・障がい福祉事業

設立年月 2008年8月

会社所在地 兵庫県神戸市中央区御幸通二丁目1番6号 ジェイルミナ三宮ビル10F

URL https://www.bihonest.com

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